千歌「歌詞が思いつかないからアーティストらしくお薬でインスピレーションを得るのだ!」

1 :sage:2019/06/29(土) 14:56:46.50 ID:fl/HHYme.net
【高海家自室:夜】

千歌「う〜〜ん…次のライブで発表する新曲の歌詞がぜんっぜん思い浮かばない…。」

千歌「新曲だし、今までにない斬新な歌詞にしたいけど、いいフレーズが出てこない。」

千歌「どうしよう、遅くとも来週までには梨子ちゃんに歌詞渡さないといけないし…。」

千歌「う〜〜〜〜ん…。」

千歌(インスピレーション、イマジネーション?なんかそういうのがパッと降りてこないかなぁ)

千歌(インスピレーションと言えば、この前有名なアーティストさんが逮捕されたときにテレビで何か言っていたような)

千歌(そうそう、薬物?だっけ、インスピレーションを得るのにお薬を使って逮捕されたんだっけ?)

千歌「……。そうだ!」

2 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 14:57:51.65 ID:fl/HHYme
【浦の星女学院部室:朝練後】

千歌「と、いう訳でダイヤさん!千歌にお薬ください!」

ダイヤ「………………はぁ?」

千歌「ダイヤさんのお家って黒い服の人たちがいっぱいですよね?そしたらお薬くらいあるかなぁって思いまして!」

ダイヤ「……、朝の練習が終わった後に大事な話があるから部室に残ってくれと言われて残ってみたら」

ダイヤ「なんともまぁ、出てきた言葉がお薬くださいだなんて、そんなしょうもないことを…。」

千歌「えぇ、千歌本気で悩んでいたんだけどなぁ…。」

ダイヤ「本気で悩んでその答えに辿り着いたのですか…。」

3 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 14:59:25.56 ID:jdJc/JJb
ダイヤ「……………。はぁ。いくつか言いたいことはありますが、まず言っておきたいことは」

ダイヤ「千歌さん、冗談でも薬が欲しいだなんてそのようなことは言ってはなりませんよ。」

ダイヤ「薬は人を変えてしまいます。学校の授業やテレビでも注意喚起されていますでしょう。」

千歌「…はい。ごめんなさい…。」

ダイヤ「わかって頂けたならよかったですわ。」

ダイヤ「さて、もうそろそろ授業開始のベルが鳴りますわ。千歌さんも早く教室に戻りなさい。」

千歌「わわ!もうこんな時間!ダイヤさん、ありがとうございました!」

ダイヤ「こら、廊下は走らない!」

千歌「はーい!」

【物陰】
ルビィ「……………。」

4 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:00:06.66 ID:8ab0IRBR
ビートルズもLSDで名曲を生んだとは聞くが…

5 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:01:48.69 ID:jdJc/JJb
【浦の星女学院廊下 始業開始前】

千歌(うぅ、、ダイヤさんに怒られちゃった。)

千歌(てっきり 「お薬欲しいだなんて、ぶっぶーーーですわ!」とか言われるかなって思っていたけど)

千歌(思いのほか真面目に怒られちゃった…。)

自分の軽率な行動を少し反省しつつ、教室に向かう。
新曲の歌詞についてはもう少し時間をかけて考えようなんて思っていたら、後ろから急に声をかけられた

ルビィ「千歌ちゃん!」

千歌「ふぇ? あ、ルビィちゃん! どうしたの急に?もう授業始まっちゃうよ。」

ルビィ「えぇっと、その、もし時間があったら今日の夜、ルビィの家まで来てもらってもいい?」

千歌「ルビィちゃん家?放課後の練習が終わった後なら構わないよ!何か相談事?」

ルビィ「うーん、そんな感じかな。今日ルビィの家に来ることは他の人には内緒にしてもらえるかな?」

ルビィ「それで、家の前についたらインターホンじゃなくて、ルビィに電話して欲しいの」

ルビィ「ってもうこんな時間!ルビィもう行くね!」

千歌「うん、わかった!……ってルビィちゃん!廊下は走っちゃダメだよー!」

内緒?インターホンじゃなくて電話?
なんだかよくわからないけど、人に話しづらい悩みでもあるのかな?

6 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:02:01.92 ID:jdJc/JJb
【黒澤家近辺:夜】

千歌(練習後だから結構夜遅くなっちゃったな。)

千歌(ルビィちゃんは放課後の練習中はいつも通りだったけど、千歌に一体どんな用事があるんだろう?)

千歌(練習終わった後に一緒に家に行くかと思ったけど、ルビィちゃんは先帰っちゃったし…)

千歌(とりあえず、インターホンじゃなくて電話でルビィちゃんを呼ぶんだったよね)

ラインツウワ!

千歌「…。あ、もしもしルビィちゃん?今家の前ついたよー。」

ルビィ『こんばんは。えーっと、そしたら裏門の方まで来てもらえるかな?』

ルビィ『正門から家の外周を堀伝いに裏手に回れば小さな門が見えてくるはずなので、そこで合流でどうかな』

千歌「りょーかい!それじゃまた後で〜」

ピッ

千歌(裏門なんてあったんだ…何回か遊びに来たことあったけど知らなかったな…)

7 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:05:12.92 ID:jdJc/JJb
【黒澤家裏門:夜】

ルビィ「あ、千歌ちゃん!こんばんは。」

千歌「こんばんはー!」

ルビィ「夜遅くにごめんなさい、ちょっと話したいことがあって…」

千歌「全然大丈夫だよー!相談事なら千歌にまかせるのだ!」

ルビィ「相談事ってわけでもないんだけど、えぇっと、とりあえず中に入ってもらってもいいかな?」

千歌「はーい!」

ルビィちゃんが裏門の扉を開けると、小さな蔵のようなものが建っていることに気が付いた

千歌「ほぇ、こんな蔵があったんだ、今まで全然気が付かなかったよ。」

ルビィ「この蔵は背が低いから正門からだと見えないんだ。」

ルビィ「大掃除くらいでしか滅多に人が出入りしないから、少し埃っぽいけど…っと」

そう言いながら、蔵の扉を開け、中に入るように促された

8 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:07:48.64 ID:jdJc/JJb
【黒澤家 蔵:夜】

蔵と言うだけあって、なんだか貴重そうなものが色々並んでいる。
作業がしやすいようにか、椅子やテーブル、クッションなども置かれている。
2階に続く梯子階段には埃がかぶっていて、ここしばらく誰も2階には上がっていないようだ。

千歌「ほぇ〜さすが黒澤家、なんかすごそうなものがいっぱいあるね。」

ルビィ「どうなんだろう、ルビィもたまに掃除したりするけど、価値があるものかどうかはよくわからないな。」

ルビィちゃんはそう言いながら蔵の扉を閉める。
蔵の外から注ぎ込まれる月の光だけが、暗闇の中の私と、ルビィちゃんを照らす

9 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:10:07.57 ID:jdJc/JJb
千歌「えーっと、それで話っていうのは…?」

ルビィ「うん。その、千歌ちゃん今日朝の練習が終わった後にお姉ちゃんと話してたでしょ?」

千歌「ダイヤさんと…?あ、もしかして、、、、その、聞こえちゃってた?」

ルビィ「ご、ごめんなさい、盗み聞きするつもりはなかったんだけど、忘れ物取りに部室に戻ったら話している内容が聞こえちゃって…。」

千歌「そうだったんだ…。ごめんね変な話してて。驚かせちゃったよね。」

ルビィ「ううん、歌詞作りって大変だもん。千歌ちゃんすごい悩んでいたのに気が付かなくて、むしろルビィの方がごめんなさい…。」

ルビィ「それでね、ルビィ、千歌ちゃんの力になりたいって思って!」

そういうとルビィちゃんはポケットから小さなポリ袋を取り出した
中には透明な青色の錠剤がいくつか入っていた

10 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:12:01.63 ID:jdJc/JJb
ルビィ「これね、”サファイア”って呼ばれる錠剤なの。」

ルビィ「お父さん…というか、黒澤家が作っているものなんだけど、これを飲むと気分がすっきりして、集中力が上がるんだって。」

ルビィ「千歌ちゃんの歌詞作りの役に立てるんじゃないかなって思って、お父さんの部屋から少し借りてきたの。」

そういいながら、ルビィちゃんは私にサファイアの入ったポリ袋を渡してくる。

千歌「え?…、え??、これって、え?そういう、薬…、なの?」

ルビィ「大丈夫だよ!だっぽう?って言って、禁止されているお薬の成分は使っていないんだって。」

ルビィ「だからね、これを持っていても、使ったとしてもお巡りさんに捕まることはないってお父さんが言ってた!」

千歌「そ、そうなんだ…。」

11 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:13:15.33 ID:jdJc/JJb
よくわからないけど、ルビィちゃんのお家が作ってるものだし
それにルビィちゃんのお父さんが大丈夫って言ってるなら、大丈夫…なのかな?

ルビィ「とりあえず10粒だけ渡しておくね。集中したいときとか、気分が優れないときに使ってみて!」

千歌「う、うん。わかった。」

言われるがままに、私は”サファイア”を受け取る

12 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:14:44.39 ID:jdJc/JJb
もう要件は済んだようで、ルビィちゃんは再び蔵の扉を開け、外に出るよう私を促す。
蔵から出て、そのまま裏門を通り、黒澤家の敷地から外に出る。
バイバイの挨拶をして、門を閉めようとしていたルビィちゃんが最後に言った。

ルビィ「えっとね、それ、お父さんの部屋から持ってきたことがバレたらルビィ、怒られちゃうかもだから。」

ルビィ「今日あったことは、誰にも、お姉ちゃんにも、言わないでね。」

それだけ言って、ルビィちゃんは門を閉めた。

13 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:17:59.54 ID:jdJc/JJb
【高海家 :夜】

千歌(ほんとうにこんなものが歌詞作りに役に立つのかなぁ)

ルビィちゃんからもらった”サファイア”は
お菓子のフリスクやミンティアくらいの大きさで、
青く透き通ったその錠剤は、本物の宝石のサファイアの欠片のようだ。
この錠剤に名前を付けた人はずいぶん安直な人だなぁなんて思いながら、
サファイアを指で一つまみし、天井の電球の光にかざす。

14 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:19:44.74 ID:jdJc/JJb
千歌(実際、歌詞作りで煮詰まってるのは本当だし、もしこの”サファイア”が効果があるなら試さない手はないよね)

千歌(別に捕まるようなものでもないし、本当に危なそうだったら、これっきりにすればいいんだし)

そういいながら、つまんだ錠剤を口元に運ぶ
まるで宝石を食べるような不思議な感覚だ。

ルビィちゃんの話だと、この錠剤はそのまま飲み込むのではなく
舌の上で少し転がしながら唾液と一緒に溶かしてから飲み込むらしい。
溶けだした錠剤が舌の上に広がり、口内に広がっていく。

千歌(うぅ…少し苦いかも。)

15 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:20:44.11 ID:Hy45riBj
`¶cリ˘ヮ˚)|!?

16 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:25:36.26 ID:jdJc/JJb
千歌(さて、”サファイア”はすっかり溶けてしまった。)

千歌(うーん、あんまり変わった感じはしないなぁ。期待、しすぎちゃったかな?)

千歌(どちらにしても、これから歌詞に手を付けないと!今日何もできなかったら明日梨子ちゃんに何ていわれるか…)

千歌(やっぱり新曲だし、今までにない歌詞にしたいんだよなぁ)

千歌(スクールアイドルとして、聞いてて楽しくなれるような、面白いような、そんな歌詞。)

千歌(それにアイドルなんだし、やっぱり「スキ」とかそういう直接的な表現が男性ファンの心をつかむはずなのだ!)

千歌(スキスキ… ワーオ!)

千歌「ワーオってなにww」

17 :曲を乏しめるつもりは無い:2019/06/29(土) 15:26:31.56 ID:jdJc/JJb
千歌「スキスキ!プワプワ!」

千歌「プワプワ!…っ」

千歌「そうだよ!こういう斬新さが大事なんだよ!新曲だもん!」

千歌「スキスキ!ぷわぷわ!スキスキ!ぷわぷわ!スキスキ!ぷわぷわ!スキスキ!ぷわぷわ!」

千歌「すごい!千歌今日冴さえてるかも!!」

千歌「この調子で歌詞、書き上げちゃうぞ!ワーオワーオ!」

18 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:27:25.15 ID:jdJc/JJb
翌日
【浦の星女学院 部室:朝練準備中】

梨子「え!本当に歌詞ができたの?!」

千歌「えっへん!今までにない斬新でアイドルらしい甘々な歌詞で自信作だよ!」

曜「へ〜、千歌ちゃんがそこまで言うなんて珍しいね!見せて見せて!」

19 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:29:18.95 ID:jdJc/JJb
梨子「……。こ、これはなんというか」

善子「これはまた、すごい独奏的な歌詞ね…。」

花丸「正常な思考でこの歌詞を書き上げられるとは思えないずら」

鞠莉「どれどれ… Oh…amazing!」

果南「な、なかなか恥ずかしいねこれを人前で歌うのは。」

ダイヤ「あら、そうですか?たしかに癖はありますが、今までにない歌詞でインパクトはあるようにも思えますが。」

ルビィ「そうだよね!アイドルらしくていいと思う!」

曜「たしかに!良い意味でここまで尖っていたら話題性もあるし!」

梨子「…、そうね、表面的なところで評価してしまったけれど、考えてみればここまで独創的な歌詞を作れるのって本当は凄いことなのかも。」

鞠莉「千歌っちの新たな才能発見だねっ!」

千歌「え、え〜そうなのかな〜えへへ」

20 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:30:38.26 ID:eI2J8G8n
printempsへの熱い風評被害

21 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:32:19.17 ID:jdJc/JJb
梨子「でも本当に驚いた、歌詞作り全然進んでいないようだったけど、本当はちゃんとコンセプトを練っていたのね。」

千歌「ふふふ〜千歌も本気だせばこんなものなのだ!」

梨子「そしたら毎回本気だしてもらいたいけど…、とにかく今回はこの歌詞に合う曲を作る意味で私も頑張らないと…!」

曜「私だって衣装作り頑張るんだから!千歌ちゃんの本気に応えられるように!」

果南「お〜なんだかいいね、チーム内で士気が高まる感じ、さすがAqoursのリーダーだね千歌!」

千歌「そんな〜褒めすぎだよ〜!…フワァ…」

22 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:32:51.20 ID:pUfZBoNO
薬!だめ!

23 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:34:04.90 ID:jdJc/JJb
鞠莉「あら、かわいい欠伸ね!もしかして歌詞作りで寝不足なんじゃない?」

千歌「うーん、でも大丈夫!千歌、今やる気MAXだから!」

ダイヤ「無理だけはしないようにしてくださいね。」

果南「よーし!そしたら練習はじめよっか!屋上まで競争だよ!」

ダイヤ「でーすから!校内を走らないでください!」

千歌「あははは…」

24 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:35:21.65 ID:jdJc/JJb
みんながそれぞれ準備を終えて、屋上に向かう。
私も向かわないと。せっかく良い歌詞ができたんだ!ダンスの練習も頑張らないと!
ふいに後ろから声を掛けられた。

ダイヤ「千歌さん。」

千歌「ほえ?ダイヤさん、どうしたんですか?」

ダイヤ「あいえ、その…歌詞作りが上手くいって良かったなと思いまして。」

ダイヤ「相当煮詰まっていたようですけど、それが結果的に良い形に昇華できて、本当によかったですわ。」

ダイヤ「私は一人で歌詞作りをした経験がありませんが、こういった創作活動において壁を乗り越えるのことが難しいのは知っているつもりです。」

ダイヤ「ですから、千歌さんご自身の力でこの壁を超えたこと。とても素晴らしいことだと思います。よく、頑張りましたね。」

千歌「あ…、う、うん、ダイヤさん…ありがとう!」

千歌(っ…別に、悪いことなんてしてないよね?なんだろう、この罪悪感…?)

25 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:37:09.62 ID:jdJc/JJb
【帰り道 :放課後】

千歌「ふあ〜疲れた〜もう今日はお風呂入ってすぐ寝ちゃおう〜」

梨子「あら、ずいぶん余裕なのね千歌ちゃん。」

千歌「そりゃ歌詞もできたし、あとはもうぐっすり眠るだけだもん〜。」

梨子「…。え、もしかして、千歌ちゃん…。」

千歌「?」

梨子「…。はぁ。ここ最近歌詞作りに集中していたからなんとなくそんな気はしてたけど…。」

梨子「千歌ちゃん、明日の英語の時間に単語テストがあるの、忘れているでしょ?」

26 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:38:01.11 ID:jdJc/JJb
千歌「単語……、テスト?」

千歌「…………。 あ。」

梨子「…。しかも、今回のテストで赤点とると後日補修があるから、ライブに向けた練習時間が削られてしまうのよ。」

千歌「あ、あああーーー!。忘れてた…。梨子ちゃぁん…」

梨子「手伝ってあげたいけど単語テストは暗記だから、ごめんなさい。」

千歌「うわぁぁ薄情者!」

27 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:40:33.78 ID:jdJc/JJb
【高海家 :夜】

千歌「ふん!梨子ちゃんの鬼!こうなったら1夜漬けでなんとかするしかないのだ!」

千歌(そうは思ったものの、昨日の歌詞作りもほぼ徹夜だったし、さすがに…、眠い)

千歌(英単語、覚えないと…。aquariumu…daydream…wonderful…brightest…zzz)

千歌「……はっ!いかんいかん、眠っていた…。うぅ…こんなので本当に明日までに暗記できるかなぁ…。」

千歌(もしこれで赤点とっちゃったら…。千歌だけ練習に参加できなくて、みんなに迷惑かけちゃう…。)

千歌(そんなの、だめだよ!せっかく千歌、リーダーらしくなってきたんだもん!)

千歌(こんなことで、みんなに迷惑かけたくない!とにかく、明日の小テストは絶対パスしないと…!)

28 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:41:34.79 ID:Gs+ncNA/
          /ヽ _ …-──- …_
    /⌒>─<>.イ´          >、
     l  ヽ. /    /             \
     | < У    /     ヽ__.ィヽ  ヽ :.
     | :: V〃 .’ |ハ.|    |‾^”ヾヽ  ゙.:.
     | :: ,’  | |:| l! |   |l  |     |   | !l
     |  |   | ハ| ヽ|   |l /    | || !|
     |l   !   |/´l ̄`ヽ  | リ´ ̄ ̄`| ||l|     デーデーデテーレーレーレーーー……
     |l | |l   |、_rfチミxヽ リ’ィ斧ぅzx ! ハ,’ リ
     |从 li|   K 乂zり` \〃乂zりヾ>/ /, {    オハヨーパワフル(モーーーニーン)wwwwwwwwwwwww
     リ リハ l ハ` `”´      `”´ /イ∠! |
    | : : :∧l lハ      :!       /’/ィ^)}|   レツゴーwwwwwwwレツゴーゥwwwwwwwwwwww
    | : :.,’ V、\ヽ     _ _   /ノ:/! |
    V:./  ト、\>     -      .イ`‾: | |ハ   キョーwwwモーwwwwキョーモーwタノシーwwwwwwwww
     ヽ\ ノイ |: : : ≧:…_   .. イ: : |: : :.:| |へ:、
       `ヽ |ハ从: : :,⊥   ̄  |: : 😐 : : リ从  \ レツゴーwwwwwwwwwレツゴーゥwwwwwwww
          ヽ\:._ノ  ≧-r、r’ V:リ: : ノ |/
      __.. -≦| ヽ    ||lヽ_|≧z、 ノ     ワオッwwwwワオッwwwwwワオワオwwタノシーwwwwwww
  γ´ ̄      |   >ァ’ ̄木T{ / / |≧-…_
  ,’   ゙.       !  ∨ / /ヘ_|≧-</ ヽ   ≧、  イエーーーーーーwwwwwwwwwwww 
  /     ゙.     .|    \/!.  |!二二二> |   /|
  |     ゙.    └──<  ∨ ハ ニニ/─┘  , !
.  V / }   :.       / \_∨  ヽイ \     l
  У/    :. ,’.     /    \ ヽ |   /  | l
  〈 /     V     \    \ }/  /─┐ ! |

29 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:41:54.20 ID:jdJc/JJb
千歌(集中…。集中…。…………そういえば)

千歌(ルビィちゃんからもらった”サファイア”、たしかあれ、集中力を高める効果なんだよね?)

千歌(……どうしよう、使ってみようかな。なんだかんだ昨日も”サファイア”のおかげですごい捗ったし)

千歌(まだ残りもあるし、別に”サファイア”が使いたいというよりも、必要だから使うって感じで)

千歌(いわゆる中毒?っていうのとは違うもんね。千歌、もう高校生だしその辺は自分でコントロールできるもん)

千歌(とにかく、今は目先のテストをなんとかしないと!)

そう思いながらポリ袋に入った”サファイア”を取り出す。
昨日と同じ色と形をした綺麗な蒼い宝石を一つまみ、自分の口の中へ。

千歌(昨日と同じ味。やっぱりちょと、苦い…)

30 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:43:48.42 ID:jdJc/JJb
翌日
【浦の星女学院 2年生教室:お昼休み】

千歌「ふ〜やっとお昼ご飯だよ〜。」

曜「今日の梨子ちゃんのお弁当は卵焼き美味しそうー!自分で作ったのー?」

梨子「出来合いじゃないからね。…って、それよりも、二人ともさっきの英語の小テスト、どうだった?」

曜「ばっちりであります!みっちり準備してたからね!」

梨子「さすが曜ちゃんね。…それで、千歌ちゃんは…?」

33 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:52:24.75 ID:jdJc/JJb
【浦の星女学院 女子トイレ:放課後】

千歌(はぁ、顔洗っても、眠気は引かないか…。どうしよう…こんな状態で踊れるのかな)

千歌(…zzz……っ!だめだ!また意識が飛んでた…!)

千歌(せめてあと数時間、練習中だけでも何とか…。)

正直、予感はあった。2日連続で徹夜したんだ。まともに練習できるとは思っていなかった。
だから、保険をかけて持ってきていた。カバンの中に、アレを忍ばせていた。

35 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 15:56:00.46 ID:jdJc/JJb
【高海家 :夜】

家に帰るなり、布団の上に倒れた。

練習は問題なく、むしろいつもより良いパフォーマンスで梨子ちゃんと曜ちゃんを驚かせた。

いつもより周りが良く見えて、自分の体のどこをどう動かしているのか頭がはっきりと理解していた。

またみんなに褒められた。ダンスで褒められたのって、始めてかも。

でも、さすがに疲れた。家に着いた瞬間、力が一気に抜けていったのが分かった。

ただ、ここ数日はすごい充実していた気がする。

夢の中でも、みんなに褒めてもらえるような気がして。

みんなに褒められた光景を思い出しながら、眠りについた。

38 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:04:01.34 ID:jdJc/JJb
ラインツウワ!

千歌「…。あ、もしもしルビィちゃん?千歌だけど、今だいじょうぶー?」

ルビィ『大丈夫だよ〜。どうしたの急に?』

千歌「ありがと〜。えっとね、この前貰った”サファイア”なんだけど、そのー、もしあればなんだけど、またもらうことってできるかな?」

ルビィ『…………。』

千歌「…、あれ?ルビィちゃん?」

ルビィ『うん!大丈夫だよ!そしたら今からルビィの家の蔵に来てもらえるかな?裏門は開けておくから!』

千歌「え、今から行っていいの?」

ルビィ『うん、千歌ちゃんも貰えるなら早いほうがいいでしょ?』

千歌(観たいテレビまでまだ時間もあるし…。)

千歌「うん、そうだね!まだそんなに夜遅くないし、急いでいくね!」

ルビィ『はーい!待ってるね』

39 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:05:17.42 ID:jdJc/JJb
【黒澤家 蔵:夜】

千歌「ごめんくださーい」

ルビィちゃんが言っていた通り、裏門の施錠はされておらず、簡単に敷地内に入れた。

恐る恐る、蔵の扉を開け、中に入る。

千歌(これって、ふほうしんにゅう?にならないのかな…?)

おそらく私が電話した時には既にお風呂に入っていたのだろう。

蔵の中に満ちるシャンプーの匂いが、ルビィちゃんが蔵の中にいることを示していた。

相変わらず蔵の中は月の光しか差し込まないため、

ルビィちゃんを視認するのには手間取った。

43 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:12:01.34 ID:jdJc/JJb
ルビィ「うゆ……肩、……凝ったな」

千歌「……へ?」

ルビィちゃんの発言に面食らう。え?肩が凝った?

しばらくして、ルビィちゃんの意図を理解する。

そうか。ルビィちゃんは私に奉仕の機会を提供してくれているんだ。

私のお小遣いじゃ、お金で”サファイア”は買えないだろうし、そういう意味ではマッサージくらいしかできることがない。

でも、私がルビィちゃんにマッサージで奉仕することで、お互いにとってメリットがある取引になる。

そうと決まれば、私のすることは一つだ。

44 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:13:16.48 ID:jdJc/JJb
千歌「わかった!肩もみなら任せて!ささ、ルビィちゃんこちらに」

ルビィちゃんを椅子に座らせ、肩に手をかける。

末っ子として、お姉ちゃんの肩をさんざん揉まさせられた経験がここで活きるとは思ってもみなかった。

指先に力を籠める。

千歌「おぉ、ルビィちゃん、意外と肩凝ってるね…!」

ルビィ「そうかな…?………んッ…、千歌ちゃん、結構上手なんだンッ、ね。」

千歌「そりゃぁ旅館の娘だからね!」

ルビィ「そういうッ…もの…なのかな?」

45 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:13:44.21 ID:jdJc/JJb
しばらくルビィちゃんの肩を揉み続けた

ルビィちゃんは満足したようで、私に1粒の”サファイア”が入ったポリ袋を渡した。

ルビィ「ごめんね、今はこれだけしかないけど。」

ルビィ「また、必要になったらルビィにマッサージしに来てね。」

そういうと、ルビィちゃんは部屋に戻っていった。

奉仕で得た”サファイア”をもって、私は帰路についた。

49 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:19:56.50 ID:jdJc/JJb
【高海家 :夜】

千歌(来週のライブ当日は”サファイア”は絶対必要だよね)

千歌(それと4日後の小テストは前日と当日に1つずつは欲しいな)

つまり合計で3つの”サファイア”が最低でも必要
それに対して、今私が持っている”サファイア”の数は…。

千歌「2つ…か。」

つまり、私のやることはただ一つ。
迷うことなく携帯に手をかけ、通話をする。

千歌「…、あ、もしもしルビィちゃん?今日行ってもいいかな?」

55 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:26:19.25 ID:jdJc/JJb
千歌「き、キス?キスって、ええっと、恋人同士の…」

ルビィ「そう。ルビィと、千歌ちゃんとで、恋人みたいなキスをするの。」

千歌「え、ええぇ、でも、それは…。」

ルビィ「……できないの?」

千歌「いや、それは、さすがに…。」

混乱

想定外の要望が来てしまった。

一発芸の覚悟くらいしていたが、まさかこんな要求がくるとは…。

58 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:30:30.46 ID:jdJc/JJb
千歌「……。」

ルビィ「……。できないんだ。」

千歌「……。うん。…ごめん。」

ルビィ「……。そっか。」

千歌「ほかに!ほかにして欲しいことはないの?」

ルビィ「ほかに…。でもどうせまたダメって言うんでしょ?」

千歌「えー、いや、内容によるけど、でも、善処するよ!」

ルビィ「うーん…そしたら…。」

59 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:32:41.40 ID:jdJc/JJb
考えながら、ルビィちゃんは椅子に腰かけ、靴を脱いだ。

制服姿のルビィちゃんは右足を上げ、太ももを胸元まで近づける。

黒のハイソックスに指をかけ、そのまま、ゆっくりと、指を足先まで滑らす。

ハイソックスの生地があったそこには、黒とは真逆の、白い肌が露出する。

そして、その綺麗な素足を私に向けて。言うのだ。

ルビィ「千歌ちゃん。…舐めて。」

61 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:35:08.26 ID:jdJc/JJb
あらためて、ルビィちゃんの口元と、足を見比べる。

たしかに、本人の言うとおりきれいな唇だ。

やわらかそうで、自己主張の少ない薄いピンク色。

でも、やっぱり、唇同士のキスは…ダメだと思う…。

そう思い、目線を足元に移す

62 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:35:45.44 ID:jdJc/JJb
千歌「ねぇ…ルビィちゃん…。他の方法は…。」

ルビィ「…。どっちかを選んで。」

ルビィ「千歌ちゃんに選ばせてあげるんだから、それ以上の文句は受け付けないよ。」

千歌「うぅ…。」

なんでこんな目に…。

友達にこんな究極の2択を迫るルビィちゃんの心境がわからない…。

でも少なくともこのまま手ぶらで帰るわけにはいかないことだけははっきりしている。

Aqoursのためにも、学校のためにも、私には”サファイア”が必要なのだ。

意を決して、ルビィちゃんの足元に跪く。

68 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:39:53.60 ID:jdJc/JJb
ルビィ「あはっ? くすぐっ…たい? 千歌ちゃん、わんちゃんみたい」

千歌「ハァッ・・・ハァッ・・・」

ルビィちゃんの足の甲から始まり、側面、かかと、土踏まず

最後は小指から親指の一つ一つ、指の爪の間まで舌を這わせながら

ルビィちゃんの足のありとあらゆる部分を舐めつくした。

いつまでこうしていればいいんだろう?

もうこれ以上舐める部分はないんじゃないか、そう思った矢先にルビィちゃんは右足をひっこめた。

71 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:44:26.92 ID:ROWHd81D
わルビィ

81 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 16:58:43.38 ID:jdJc/JJb
千歌「あれ、そうなの?今日は背中?二の腕?」

ルビィ「ううん。そうじゃない。」

ルビィ「千歌ちゃんがね、何度も何度もルビィのことマッサージしてくれて」

ルビィ「ルビィの体のほとんど、千歌ちゃんがほぐしてくれたのに」

ルビィ「唯一、一度も千歌ちゃんが触れてくれないところがあるの。」

85 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 17:05:38.81 ID:jdJc/JJb
でも、私はルビィちゃんが望むことをするしかない。

だってそうしないと”サファイア”がもらえないから。

今度は、両手で、ルビィちゃんの腰に手を当てると、

何かを察したルビィちゃんは、椅子から腰を少し浮かせた。

そのまま私は両手でルビィちゃんの秘部を守るための布を、少しずつ、下に、ゆっくりと降ろしていく。

布は秘部との別れを惜しむように、細い糸を引きながらルビィちゃんの足先から地面に落ちていった。

91 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 17:15:42.65 ID:jdJc/JJb
少しずつ、腕を引き、ルビィちゃんの秘部から指を取り出すと、糸を引きながら私のふやけた指が露になる。

ルビィ「…ハァッ//…千歌ちゃん…凄いよかったハァッ//…♡」

千歌「そっか。もうこれでいいんだよね?」

ルビィ「…もう!、千歌ちゃんにはもう少し余韻とかって無いの?」

千歌「そう言われても…私は”サファイア”を貰いに来ただけだし。」

ルビィ「…。ま、千歌ちゃんはそうだよね。うん。約束は守るよ。」

そういってルビィちゃんは私にポリ袋を渡す。

中には10粒の”サファイア”が入っていた。

千歌「今日は羽振りがいいんだね。」

ルビィ「うん、思いのほか千歌ちゃんが上手だったから。これはボーナスだよ♡」

95 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 17:19:04.15 ID:jdJc/JJb
千歌(あれ、そういえば”これ”って短時間に2粒以上飲んでいいんだっけ?)

千歌(うーん、でも危なかったら渡すときにそれくらいの注意はしてくれるよね。)

千歌(………ああ〜〜〜〜、なんか、久々に来たな、この感じ。)

千歌(うん、なんだか今ならなんでもできそうな気がする!)

千歌(よし!今のうちに宿題と歌詞に使えそうなフレーズの書き溜めをしちゃおう!)

100 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 17:28:08.77 ID:jdJc/JJb
こんなペースで摂取するもんだから、夜はほぼ毎日黒澤家の蔵にいるようになった。

”サファイア”が足りなくなったらまたルビィちゃんをマッサージする。

ルビィちゃんの機嫌が悪いときは、足を舐めさせられたりする。

この前は膝の裏を舐めるよう言われたりもした。

そんな”サファイア”を中心とした私の生活も、転機を迎えることになる。